《柔軟の基礎1》 Aの姿勢「首を立て体を止める」
           Bの姿勢「重心が前に掛かり回転する」を活用する
 
夏の研修で、ゆきの先生から「逆立ちの時は、頭で体をコントロールする。」と教えていただいた。これをよくかみしめて考えると、今まで分からなかった様々な技の向上ポイントが見えてくる。

実は、器械運動において、首の役割はとても大きなものだということが分かったのだ。
 










 










 
逆立ちにおいて、体を静止させるためには首を立てて体がそれ以上倒れないように止めている。首は回転を止めるつっかい棒の役割をする。 倒立から前転に移行する場合、首のつっかい棒をとり、おへそを見る。すると回転が始まる。
 
 
首は回転を止めるつっかい棒の役割をする。首が固定されると、そこを土台として、背骨のS字が安定し、その力を垂直方向に使うことができるので、体を支える大きな力となる。

倒立において、体が止まらないからこわいと感じる。
 しかし、演技中に首を意識し、首をコントロールするのは至難の業である。

 そこで、首をコントロールするのではなく、容易に自分の意志でコントロールできる「視線」をコントロールする。例えば、図のように、マットに絵を置いてそれを見るようにすると、自然に首が立つようになり、体が止まる。
 つまり
 @視線の位置を指示しコントロールさせる。
 A目標を見ることにより、結果として首を
  コントロールすることになる。
 B首が立ち体の回転が止まる。


これは多くの演技に応用することができる。
 

 
 
 
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